人体への影響

X線が発見された当時、X線が人体に及ぼす影響について知られていませんでした。
一般人はもちろん、研究者においてもです。
なので、当時放射線の研究者の大半は、後に後遺症で苦しむことになったのです。

どのくらいの量の放射線を受けると、人体に影響が出るのかをご説明しましょう。
人体への影響は大きく2つにわけることができます。
それは、身体的影響と遺伝的影響です。
さらに身体的影響に関しては、急性影響と晩発影響に分けることができます。
急性影響とは、被ばくした後の短時間で現れる影響のこと。
放射線の人体への影響は、「シーベルト」という単位で示されます。
被ばくした線量によって、それぞれの症状があらわれるのです。

では、その症状について詳しく見ていきましょう。
健康診断で行われるX線集団検診は、0.05ミリシーベルト。
胃のX集団検診は、0.6ミリシーベルトの被ばくをしています。
(ちなみに1ミリシーベルトが、1年の間で浴びても問題ないとされている放射線量。)
急性影響の場合、100ミリシーベルトで、軽度のむかつきを感じます。
250ミリシーベルトを受けると白血球の数が減少します。
500ミリシーベルトではリンパ球の数の低下。
1000ミリシーベルトでは吐き気やおう吐をはじめ、食欲不振やめまいなどの症状がでます。
さらに2000ミリシーベルトではでは出血や脱毛の症状が現れて、死に至ります。

それに比べて晩発影響は、被ばくしてから数カ月後に症状が現れる影響。
ガンや白血病などがあげられます。
また遺伝子影響とは、被ばくした本人ではなくDNAを受け継いだ子孫に現れる症状。


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